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尖閣諸島問題余話_かの国の情報統制 [雑感・話題]

 日本には疑問に思ったら自分で調べることも出来るし、そういうことを実行し、ただ与えられるだけの情報には頼らない人もいる。しかし、単純明快なことのみこころよしとし、納豆がいいといったらスーパーに走り、中国が日本の意に沿わないことをしたらけしからんと考える人も少なからず居るのも確かだ。しかし、そういった単細胞的な考えをする人の割合はどうも中国のほうが圧倒的に多いように感じる今日この頃だ。その原因の一端は恐らくその言論統制にあるのだろう。文化大革命の頃の比ではないにせよ依然として強く残っている。ノーベル平和賞に決定した劉暁波さんはいまだ檻の中であるし、授賞式にも恐らく出席できない。完全に彼の口はふさがれている。尖閣問題に端を発した中国国内のデモは、政府本体ではないが一部の人間の指導下に統制をもって行なわれたものであろうと呟かれているし、その訴えは政府本体の意見も代行している為、押さえつけることもなく、ある意味利用している。その姿勢に日本からだけでなく、国際的な広がりを持って避難が広がったとしても、強権で押さえつければ、貧富の差に苦しんでいる老百姓が圧倒的に多い中国にあっては反政府デモが広がる可能性もあり、現在のデモに強権で対応することはありえないと思われる。情報が偏っているから、人々の考えも偏り単細胞化する。隣国にいてもどかしく思う限りである。しかし、中国にも統制を潜り抜けその、同志に向け目を覚ませと訴える人々もいる。その一人が若手人気作家の韓寒さん、10/16のasahi.comによると、彼は自身のブログに、「内政の問題でデモの出来ない民族が、外国に抗議をして何になる。(政府に踊らされる)マスゲームでしかない。」「土地の私有を認められてない民族が、何ゆえに他人のために土地を争うことが出来るのか」などと書き込んでいた。彼のブログの閲覧は4億回を数えるほどの人気で、タイム誌も世界で最も影響力のある100人に選ばれているという。しかしこの記事を見つけた当局によりすぐ削除されたという。

PS:最近また中国の情報統制を見つけました。中国google(以前紹介した中国谷歌です)のホームページからU-tubeを見ようとしたら、その入り口がないのです。従って中国情報を見ようとしたら、例えば日本のgoogleのU-tubeに入り中国語フォントで入力して検索するしかないのが現状です。


タグ:尖閣 韓寒
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