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公の空間でのプライバシー???? [随想]

以下はJ CAST ニュースというホームページの記事を拝借、まずは一読

http://www.j-cast.com/kaisha/2009/05/15041150.html
満員電車で「メール打つ人」 他人の目を気にしすぎ?
2009/5/15              
   昼下がりの某私鉄車内。ぎゅうぎゅうの混雑というほどではありませんが、つり革は全部埋まってる感じです。
「ちょっと、やめてください!」
   大声ではないですが、ハッキリとした女性の声が響き渡りました。車両の中程、立ってケータイを操作していた若い女性です。

車内に一瞬、緊張が走ったが……
「どうしたの?」
   痴漢かと思ったのでしょう、近くにいた主婦が女性に声をかけました。
「いえ、この人がメールを覗いてるんです…」
   一瞬、緊張が走った車内も、これにはガックリでした。

   実は、筆者もメールを打っている女性から睨まれたことがあります。別にメールを覗き見していたわけではなく、ホームで電車を待つ列に並んでいたときのこと。
   ボーッとして向かいのホームを所在なく見ていたのですが、前にいた女性は視線が気に障ったのでしょう。
   座っているとき、立っているとき、どちらにせよ、ケータイを操作していると、隣の人の視線が過剰に気になるのは、筆者も体験から知っています。
   なかには、実際にメールを覗き見している人もいるかもしれません。しかし、大半は特に覗き見をしようとしているわけではないような気もします。

プライバシーへの過剰反応はトラブルにつながる
   たしかに、ケータイの画面内はプライベート空間でしょう。でも、電車内などは「公」の空間です。
   公空間のただなかでプライベート空間を開くということは、ある程度は他人の目に晒されることを想定するべきなのではないでしょうか。

   とはいえ、どこででもケータイのメールを打つ自由が、誰にでもあります。プライバシーを守る権利も、誰にでもあります。
   そもそも混雑している場所でメールなんか打つ方が悪い、というのも正論でしょうが、どこでメールを打とうが勝手じゃないか、というのも間違っていない。

   さて、みなさんはどのように考えていらっしゃいますか?

   そうそう、最近のことです。近くの無人ATMに大行列が出来ていました。何事かと思って近くに行ってみると、実は5人しか並んでいません。
   床には次を待つ人用の場所が矢印で書かれているにもかかわらず、次を待つ人がATMを操作している人と2メートル以上も間を取っているために、大行列に見えてしまっていたのです。

   スキミング被害、あるいはその誤解を恐れてのことでしょうが、過剰すぎると思いました。50センチも離れれば、暗証番号を操作する手元なんて、まったく見えません。
   犯罪を抑止しよう、プライバシーを守ろうとする気持ちが多くの人にあるということは大変良いことではありますが、過剰すぎると別の不便やトラブルにつながる気がするのです。
   さて、どうでしょう?

井上トシユキ
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 どう思うでしょうか。最近はやたらとプライバシーの侵害という言葉がもてはやされて、どちらかというとプライベートでない空間にまでプライバシーが設定されていて、かえって不自由を感じる事が多くない(ここでいうプライベートとは本来の意味で、以前批判した用い方ではない)。そもそも電車という公の空間にプライベートな空間を設定する事自体ばかげた事と思うのだがどうだろう。そんなところでメールをしていて他人の目が気になったとして被害者意識を持つこと自体被害妄想という性格異常なんじゃないかと思う。たいていの人間はそんなもの見てないし、携帯電話の向こう側の景色や、携帯しているこの口紅が唇を超えてはみ出ている事を発見したり、口元にご飯粒がついていたりしてみているのかもしれないし、その向こうにいるきれいな娘を見ているのかもしれない。大体この記事にも書かれているようにたとえ見ていたとしても、他人は何を考えているのかと想像するのは人の好奇心のひとつで公の空間でそれをさらけ出している以上見られて文句を言うほうがおかしいと思う。作者も「もしかしたら、痴漢?」と思ったと書いているが、この女も場合によっては狂言痴漢と騒ぎ立てるかもしれないと思うと怖い話。それだけ今の社会はどこか病的なプライバシー尊重の時代にあると思うがどうだろう。そのうち顔を見ただけで(ガンをつけただけで)プライバシー侵害だといいかねない、それなら中東の国のように布で顔を隠せといいたくなるだろう。電車内で打つメールがプライバシーというなら何かで囲ってメールでもしやがれというのが本筋だろう。
 公の空間にプライバシーを設定する必要があるとすれば檜町公園で全裸になっても「ここは私のプライベート空間だ、何が公然わいせつだ」という理屈が立つというのは言い過ぎとして上の記事にあるようなプライバシー感覚は辟易する。こういった公の空間でプライバシーが存在すると言った誤解で生じている社会的現象は電車内の化粧、大音量のヘッドフォン、大声の談笑などがあろう。電車内の携帯電話の使用がエチケット違反とされて久しいが、問題なのは電車内で電話をすることではなく大声で話す事である。電車内で携帯電話で話す事より、周囲を気にせず大声で話す事のほうがずっと罪深いと思うがいかがだろう。
 上海-蘇州間の電車で他人の見る新聞にぐっと顔を近づけ読んでいる人を嫌がる事もせず、堂々と読ませている様子は懐かしいような、笑えるような光景であったのを思い出した。勿論この場合、盗み見をしている人が記事の途中まで読んだところで持ち主がページを変えても文句は言えない。   昔の列車内では新聞をばらばらにして他の人にも読ませている光景があったように思うが、そんな人々の余裕を中国に感じるのである。


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コメント 1

NO NAME

笑いました
by NO NAME (2009-05-18 11:04) 

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